どうもゆめおいパパです。
以前投稿した「長男の発達」についての記事
発達障害?突然態度が変わる子供に悩まされた期間を振り返ってみる
どうしても気になったので今回思い切って山梨県にある「こころの発達支援センター」に行きました。
全6回診察に行き、今では無事診察は完了しました。
今回は「こころの発達総合支援センターに行ってみた感想をまとめてみました。
予約の電話をしたのが昨年の1月上旬。
初めての診察が5月。
2回目の診察が6月。
3回目の診察が7月。
4回目の診察が9月。
5回目の診察が10月(中止)
6回目の診察が12月。
7回目の診察が1月。
初めての電話から1年かけて診察をしました。
結果は少し特性がある事がわかり、長男に対する接し方のアドバイスを貰うことで長男は勿論、親である僕達もかなり楽になりました。
言う事を聞かない、落ち着きがない等で子育てに悩んでいる方は是非利用してみてください。
こころの発達総合センターの詳細はこちら
場所は甲府のハローワークの向かいです。韮崎方面からだと20号のコジマの信号を左に曲がり数分の場所です。
車、スマホのナビを使用したところ1本違う道を案内され、施設の隣のアパート?の駐車場についてしまったことがあります。フェンスで行けない・・・と焦りました。
ということでナビではなく20号のコジマの信号を入っていくと覚えておくとすんなり行けますよ。
率直な感想は行ってよかった もっと早い段階でいけばよかった
親身に話をきいてくれるので
1回60~90分程度の診察(問診メイン)ですがしっかり話を聞いてくれ、これからについて丁寧にアドバイス・計画をたててくれました。
1回目の診察を受けただけで変化が起きそうな希望がもてました。
予約~初回の診察までの流れ
予約から初診、6回目(完了)までの流れをまとめてみました。
予約はネットで調べて直接電話
市の訪問でのスタッフにしつこく施設名・連絡先を聞いたのですが、なぜか頑なに教えてくれませんでした。
「一応そう言った施設は圏内にいくつかあるんですよね」「利用してみると良いかもしれませんね」と言うのになぜか施設名、連絡先を教えてくれませんでした。なぜ?
仕方ないのでネットで自分達で調べました。
調べてそのまま電話をして予約をしました。
噂には聞いていましたが予約が取れたのは4ヶ月後・・・。
予約時に子供の年齢、どんな事で悩んでいるのかを聞かれました。
- 歩き方が特徴的
- カンシャクを起こす
- 忘れ物が多い
などなど。
初診の様子
施設に入り名前を伝えると待合室に通されました。
その後しばらくすると担当の方(2名)が待合室まで来てくれました。
そしてそのまま診察室?に案内されました。
まずは子供に対しいくつか問診をする
- お名前は?
- 兄弟の名前は?
- なんて言う学校に通っているの?
- 何年何組なの?
- 担任の先生の名前は?
- 好きなお勉強は?
- 苦手なお勉強は?
- 休み時間は何をして過ごしているの?
- 仲のいいお友達はいる?
- そのお友達のお名前は?
- 好きな食べ物は?
などなど。
日常のことをメインに聞き取りをしました。
大人だけで気になることを伝える
その後、長男と担当の方1名は別室に移動しました。
長男に別の部屋で何してたの?と後で聞いてみたらオセロなどのボードゲームをやったようです。
長男が席を外してからは長男が生まれてから今日に至るまでの出来事、気になること、悩んでいることを全て話しました。
3回目の診察で知ることになるんですが、長男の「特発性血小板減少性紫斑病」次男の「頭蓋骨骨折」を診察してくれた先生がこちらの施設の担当医になっていました。
そのため気になっているけどなかなかきっかけがなくて調べることの出来なかった完治後の血小板の数・次男のその後について相談することも出来ました。
- 生まれてから上記の病気のこと
- 次男が生まれた際のカンシャク
- 保育園では周りの友達と遊ばず一人で遊ぶ事が多かった
- 小学生になってからカンシャクを頻繁に起こすようになった
- 歩き方が特徴的(ぴょこぴょこ跳ねるような・膝が内側に来るような)
- 基本爪先立ち
などなど。
約1時間ほど話をしました。
全ての話を真剣に聞いてくれました
市の検診、相談員、窓口に相談しても、笑いながら「大丈夫、みんなそうだから」「そのうち治るから心配する必要ないですよ」と言われるだけでした。
しかし、病気の事や色々悩んできたことに対し全て真剣に聞いてくれ
- 大変でしたね
- 頑張ったね
- お母さんが悪いとか、誰が悪いなんてことはないんですよ
と言ってくれました。
マニュアルなのかもしれませんが心がスッと楽になった感じがありました。
- 子供じゃなくて自分の方が病気なんじゃないか
- 長男が居なければ毎日が平和になるんじゃないか
そんな事も考えるようになっていたので本当に嬉しかったです。
2回目の診察
基本的には1回目と同じでした。
初回で話をした内容をもう一度おさらいするような感じでした。
3回目の診察
3回目にして初めて専門の先生の診察を受けることになります。
先ほども書きましたが、某病院で小児科医として勤めていた先生で我が家の子供たちがお世話になっていた先生です。
カルテを基に再確認
今回も初診、2回目同様に今まで話して来た内容を先生が直に問診してくれました。
初めは長男に初診の時と同じ様な内容の質問をしました。
その後は初診同様長男は別室に移動し、大人だけで初診・2回目と同じような話をしました。
一通り話をすると発達障害についての概念・特性について説明をしていただき、今後の流れを説明してもらいました。
4回目・5回目から本格的なテストを開始
1〜3回目の長男の様子(診察中の言動・オセロ等で遊んでいる時の様子など)を見ていたようですが4回目で本格的な検査(WISCーⅣ知能検査・感覚プロファイル)、5回目で身体的な検査をすることになりました。
WISCーⅣ知能検査とは
児童の知能を測定する検査で、5歳0ヶ月から16歳11ヶ月までの児童を対象にした個別式知能検査です。
全体的な知的水準、知能の個人内差(知能のバランス)を調べることができます。
- 全検査IQ・・・全体的な私的能力
- 言語理解・・・言語的な情報を理解する力
- 知覚推理・・・視覚的な情報をもとに推論する力
- ワーキングメモリ・・・聴覚的な情報を記憶にとどめ、その情報を操作する
- 力処理速度・・・単純な視覚情報を素早く正確に、順序よく処理・識別し作業する力
上記の各項目を検査するそうです。
検査は親のいない部屋で1時間半〜2時間程度かかるようです。
実際長男も2時間かからないくらいで戻ってきました。
途中集中が切れて雑談等をしながら最後まで取り組めました。頑張っていましたよ!と先生に褒められていました。
感覚プロファイルとは
3歳から82歳までの方(中でも5〜10歳の子供に最適)を対象とした、感覚刺激への反応傾向を評価する検査です。
日常行動パターンへの影響の可能性を評価する事で、本人の刺激に対する反応傾向、どの感覚処理システムが機能的な振る舞いに役立つのか、または困難となっている可能性があるかについて情報を集約します。
結果は感覚への反応性や程度・能力等を示す「7つのセクション」で示されます。
- 触覚過敏性
- 味覚・嗅覚過敏性
- 動きへの過敏性
- 低反応・感覚探究
- 聴覚フィルタリング
- 低活動・弱さ
- 視覚・聴覚過敏
- 検査は両親が先生の質問に答えていくものでした。答えは5択?(4択だったかも)で一番そう思う物を答えてくださいとのことだったんですが、結構僕と妻で違った答えでした。
- そのため結果が正確なのか心配になりました。
5回目の身体的検査は中止
コレは施設側の担当の先生が体調を崩したとのことでしばらくは診察を休止すると言うことで、長男の検査は中止になりました。
どうしても気になるようであれば小児科・近くの施設を紹介するのでそちらで診てもらってくださいとのことでした。
6回目(実質5回目)で4回目の検査結果を聞く
今回初めて(唯一)長男抜きでした。
検査結果を聞くだけと言うことで長男は学校に行き、妻と2人で結果を聞きに行きました。
WISCーⅣ知能検査結果
結果の詳細は載せませんが下記の通りでした。
- 全検査IQ・・・平均の下(平均)
- 言語理解・・・平均の上(平均)
- 知覚推理・・・平均の下(平均)
- ワーキングメモリ・・・平均の下(非常に低い)
- 処理速度・・・平均の下(平均)
基本的に平均値内でしたが「ワーキングメモリ」だけが非常に低いと言う結果でした。
・・・コレってどう言うことなんでしょうか?
ワーキングメモリ・・・聴覚的な情報を記憶にとどめ、その情報を操作する
のが苦ってって事?
どういうことか先生に聞いてみる
具体例として
- 耳からの情報を処理するのが苦手で、日常で何かをしている時に話しかけても反応出来ない。
- 複数の事柄をお願いされると、1つ目のお願いをやっていると2つ目以降のお願い事を忘れてしまう。
驚きました。本当に長男の特徴そのものでした。
そして先生から衝撃的な言葉が・・・。
学校・社会に出た際に上記のことで困る・悩むことがあるかもしれません
「っ!?何!?では今後どうやって改善すれば良いんでしょうか?」と聞いたらさらに衝撃的な言葉が・・・。
この特性というのは生まれ持ったもので変えることは出来ないんです。
今後についてのアドバイス
ショックを受けていると次のようなアドバイスをもらいました。
- お願い事、やって欲しい事を伝える際はメモに書いて渡す。
- 話しかけるときは肩を叩いて目が合ってから話しかける。
- 学校の担任の先生に結果を伝え、特性を知ってもらい上記を意識して接してもらうようにする。
また、大人になってからも「忘れっぽい」からとメモを取る習慣を子供の時からやっておくと良いですよ。とのことでした。
・・・今改めて結果を見返すと・・・自分もそうなんじゃないかと震えてます。
テレビやスマホを見ている時に周りの声が本当に聞こえない時があるんですよね・・・。
忘れっぽいし・・・。
感覚プロファイル結果
- 触覚過敏性・・・平均的
- 味覚・嗅覚過敏性・・・平均的
- 動きへの過敏性・・・平均的
- 低反応・感覚探究・・・非常に高い
- 聴覚フィルタリング・・・非常に高い
- 低活動・弱さ・・・非常に高い
- 視覚・聴覚過敏性・・・平均的
この検査は両親が長男の生まれてからの様子を答えていき結果が出るものなので質問の答えがあやふやなため親の捉え方一つで結果が変わってしまうのであまり参考にならない気がします。
平均的と非常に高いが半々という結果でした。
この非常に高いというのはマイナスめんに高いという項目なので良い結果ではないとのことでした。
7回目(実質6回目)で終了 通ってみた感想
前回検査結果を聞き、アドバイスを貰ったこと。
その後長男の様子も落ち着いていること。
現時点で気になることがないこと。(身体的なことではありますが)
上記のことから一旦ここで診察は終了ということになりました。
今回、長男の特性を知れたことで接し方が大きく変わりました。
話しかけて反応しない時も大声を出すこともなくなったせいか長男がカンシャクを起こすこともなくなりました。
お願い事をすると「ちょっと待って!!メモするから!!」と言ってメモをするようになったり1年でこんなに変わるのかと驚いています。
長男のことで診察・検査をしたのに大人の僕たちの方が楽になったように感じます。
もし子供のことで悩んでいる方は一度相談してみてはいかがでしょうか?
それでは!!
ちなみに長男がまだ落ち着いていなかった時にネットで知ったこちらのサプリを試しに購入してみました。
レビューが良く半信半疑で2袋購入し、約2ヶ月様子見で飲ませてみました。
確かに落ち着いて怒鳴ったりしなくなったように思いますが・・・。
サプリは毎朝、夕方飲ませていたのですが、次男も舐めたい!!と毎日大騒ぎでした。
しかし、コレは兄にの特別なんだからダメ!!と言って絶対に舐めさせませんでした。
自分だけ特別扱いを受けていると感じるのか嬉しそうにいつも舐めていました。
2ヶ月飲ませて落ち着いていたのでそのまま買うのを忘れて今に至っています。
このサプリのおかげなのかは不明ですが上記のような状況が発生し長男の特別感を感じてくれたことで落ち着いてくれたのかも知れません。
少し高いですが一度試してみる価値はあると思います。