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【転職】山梨の某お菓子メーカーで実際に働いてみた 待遇 職場環境 人間関係まとめ

どーもゆめおいパパです。

僕は過去に様々な仕事(業種)を経験してきました。

印刷業、接客業、牛乳加工、半導体装置の組み立て、車の部品組み立て、洋菓子生産・・・大半は非正規雇用で期間従業員と言う雇用形態だったため、リーマンショック、震災等の理由で雇用の更新期で契約満了という形で転職を余儀なくされるパターンが殆どでした。

転職は良いイメージが無いですが、個人的には転職が続いたこともありそんなイメージはありません。

むしろ最近では自分に合った仕事、より良い待遇を求めて転職する方が多いと思います。

有名メーカーでの期間工募集

現に最近ではテレビ、ネットでも転職系の広告が多く見かけるようになったと思います。

そこで、今回は僕が過去に仕事をした業種の待遇、仕事内容、人間関係などなど実際に勤めてみて感じたことをご紹介したいと思います。

山梨県の某企業とだけ記載しますが、同じ業種なら似た内容だと思いますので、転職の候補に同じ業種が入っている方は参考にしてみてください。

山梨県のお菓子メーカーに勤めてみた

今回は山梨県でも有名な某お菓子メーカーをご紹介したいと思います。

僕の人生で2番目に過酷な仕事内容だったと思います。

僕が勤めている1年半の間に1名の方が過労で現場で倒れ亡くなっています。

毎月残業時間100時間以上だったと当時社員がヒソヒソ話をしていました。

僕は更に過酷な現場を経験していたこともあり正直全然余裕だなぁと思っていましたが、毎月100時間はヤバイですね汗。

ちなみに工程によって仕事内容が全然違います。

ゆるゆるな工程もあればタイムカードを打刻してから数時間働く人、現場に寝泊りして通勤時間を睡眠に充てる人などなどめちゃくちゃな会社でした。

廃棄の段ボールを布団にして寝ていたり・・・。

その後働き方改革でそこまで酷い環境では無くなったらしいです。

雇用形態

僕の知っている限りこの会社では

  • 正社員
  • 準社員(契約社員)
  • パート
  • 4時間パート
  • アルバイト
  • 短期アルバイト

上記の雇用形態がありました。

僕が勤めていた雇用形態は下記の通りです。

雇用形態 準社員(1年更新)
賃金 日額9000円(残業は別途支給)賞与年2回 各手取りで20万円前半
勤務パターン フレックス
福利厚生 各種保険、通勤手当、冷凍庫手当て、休日手当て、交代手当、年末年始手当て、昼食支給
勤務地 県内工場

補足

  • 冷凍庫手当て:冷凍庫内で作業をする工程(物流)に月額一定の金額が支給される。自分には関係のないか事だったので額は不明。確か2000〜5000円の間。
  • 休日手当て:カレンダーの赤い日(日曜日、祝日)に出勤すると1日当たり1000円支給。
  • 年末年始手当て:12月30日〜1月3日な5日間に出勤すると1日あたり5000円支給。
  • 昼食:朝5時半迄に出勤指示がされている日は昼食を一食分支給してくれる。(社内にある食堂)



採用までの流れ

この会社はハローワーク、新聞折込、従業員の紹介などの方法で求人をしています。

自動車部品メーカーに期間従業員で働いた時の話

求人情報(新聞の折り込み)を見て書類を送付

今もですが毎週のように準社員の募集が新聞の折り込み広告に入っていました。

今では正社員の募集をよく目にします。

それだけ人が辞めていると言う意味ですかね?

数年前ですが毎週のように数人レベルで人が辞めていると元同僚から聞きました。

発送した書類は当たり前ですが履歴書、職務経歴書を用意して発送しました。

約1週間後に面接の連絡が来る

当時は前の職場にまだ就業していたため日中に連絡がきても電話に出ることが出来ず、折り返しても担当者が不在で、なかなか担当者と連絡が取れずに困りました。

休憩時間を伝え、出来るだけ連絡が取れるように調整するのに苦労した記憶があります。

翌日に面接

速い方が良いと思い連絡が取れた翌日に面接をしてもらうことに。

面接前に簡単なテストをし、その後面接をしました。

テストは一般常識とかではなく、制限時間内に自分の考えに近い項目を選ぶ内容でした。

問題数はかなりあり半分程度しか出来ませんでした。

全部で何問あるのかはわかりませんがおそらく100近く?はあったと思います。

悩まずに直感で解答?回答しないと本当にあっという間に制限時間が来てしまいます。

数日後に採用の連絡

確か2〜3日で採用の連絡が来ました。

この時に健康診断を指定の病院で受けてくださいと言われ、入社する際に結果の資料を持ってきてくださいと言われました。

実は過去にも求人広告を見て応募したことがありました。

当時は見事に不採用でした汗。

ただ、当時は大量募集ということで1度に10名程度でテスト、面接をしました。

以上が入社までの流れになります。

当時は準社員のみの募集でしたが、現在は正社員の募集を良く見かけるので、もしかしたら面接時のテスト内容は違うかもしれません。

準社員から正社員への登用条件は1年以上の作業実績と一般常識のテストだったので、面接時に一般常識の問題が出るかもしれません。

入社当日の流れ

本社にて会社の説明を受けました。

本社で説明されたのは

  • 休日
  • 勤務地
  • 敷地内への侵入方法

もしかしたらもっと細かいことを言われていたかもしれませんが覚えているのは上記3点です。

就業先の工場に移動

本社で説明された通りに入場しました。

本来は社員証が必要なのですがこの時点ではまだ無く、守衛さんに開門させてもらわないと入場できません。そのための説明だったんですね。

約1時間ほど食堂にて社内でのルールの説明を受けました。

  • 出退勤時の下駄箱周りの運用方法
  • タイムカードの打刻
  • 食堂の利用方法
  • 装置の取り扱いについて

その後配属先のフロアに移動し、作業エリアへの入室方法の説明を受けました。

その後午後から現場でのOJTが始まりました。

基本見ているだけ・・・だったと思います。もしかしたら何か手伝ったかも・・・。



翌日(初日)から地獄

入社した時期が12月ということもあり、クリスマスの準備で大忙しでした。

初日から朝の5時半出勤

退勤時間夜の22時

最初の1週間で残業時間が30時間

「あ、終わった」と思いました。

しかし、2週目からは定時か1時間程度の残業になり月の残業トータル時間は58時間でした。

基本的に忙しいのは1年で12月のみ

たまたま入社したタイミングが1年で1番忙しい時期だったため地獄だ・・・と思いましたが、それ以降は平均35時間の残業でした。

ちなみに・・・

  • 雛祭り
  • こどもの日
  • ハロウィン

などのイベント時や季節の変わり目は新商品の準備等でバタバタします。

残業も本来僕のいる工程は0のはずだったようですが、僕は不幸にも残業が多くなってしまいました。

その理由は・・・

たまたま先輩がダメな人だった

僕は主に仕込みの現場だったので出勤が朝の5時半が基本でした。

普通は後から来る社員が定時後に引き継いで仕込みの作業者は帰宅します。

しかしその社員の先輩が女好きで、仕上げ工程にいる女性社員(パート)と一緒に居たいために、僕の定時時間になっても仕込みの現場に交代で来ることが無かったんです。

周りからも「かわいそうだねぇ」と笑われながら1人で黙々と作業をしていました。

その為仕込みの後片付け、掃除を1人でやるため毎日4〜5時間残業をしていました。

作業の無い日は朝の10時出勤、夜の7時までと言う感じでした。

先輩の嫌がらせなのか夜の7時まで働いて翌日の朝5時半出勤と言うシフトを組まれることも良くありました。

当時は翌日の勤務時間は前日の夕方にならないとわかりませんでした。

今はどうなのかわかりません。

その為休日の日は夕方に会社に電話をして翌日の出勤時間を確認することになっていました。



会社の雰囲気

今まで働いた会社の中で一番活気がありました。

フロアの中に10工程ほどあり、それぞれが別々に稼働している為工程間でのやりとりは皆無でした。

しかし、フロア間での交流はしっかりあり、2〜3ヶ月に一回の頻度で飲み会が開催されていました。

その為休憩室や共有スペースでは笑い声が聞こえるほど人間関係は良かったです。

全体的に若い人が多い為趣味の合う人も沢山いて楽しかったです。

スケボーにドラム、ギター、休日に遊んだり本当に楽しかったです。

また、女の子が大勢いたので尚楽しかったです。

不思議なことに可愛いい子と話をしながら仕事をしていると疲れないんですよね笑。

この会社に入るまで早く仕事に行きたい!!と思えることがありませんでしたがこの会社に入ってからは毎日が楽しく、早く仕事に行きたいと思えました。

仕事内容

雇用形態によって明確に仕事内容が違います。

正社員

正社員の仕事は管理がメインで実作業は交代要因で入る程度です。

各工程で人が余ると応援で手伝いに移動するのですが「何時に誰々がラインから抜けて、誰々がラインに入ってきた」と細かく人の流れをチェックをして、日報に入力しないといけないので大変そうでした。

僕は管理するよりも身体を動かして仕事をする方が好きだったので準社員という立ち位置が性に合っていたと思います。

個人目標?スキルアップもする

期の初めに各人期の目標を専用用紙に記入していました。そして期末に自己評価をつけ上司に提出し、上司が判定し賞与や昇級の判断材料になっているようです。

また、毎年年度始めにジョブローテーションということで社員15〜20名程度が同時に部署・工程を移動します。

はっきり言って馬鹿だと思います。

ライン長レベルの人まで同時に移動する為、引き継ぎがまともに出来ず現場はパニックになります。

本来ならば数ヶ月かけて徐々に移動するべきです。

僕は2回このドタバタ劇を見てきましたが不良は出るはラインは止まるはで一斉移動のメリットを感じることが出来ませんでした。

準社員

準社員は基本的に作業者として仕込みや検品、飾り付けなどに入ります。

しかし、将来有望な作業者には正社員同様に管理の仕事をしている人もいました。

基本的には配属された工程での作業になりますが、その日の作業、人数によって違う工程の応援に行ったりします。(正社員も)

工程によって仕事量が違うので一概には言えませんが、かなりハードな扱いを受けます。

応援にきた社員は仕上げ工程でのんびりしていることが多いです。

正社員にもなれる

毎年正社員への登用試験があり誰でも?正社員になることが出来ます。

基本的に副工場長に推薦された人が正社員登用の試験を受けれます。

勤務態度や勤務期間で工場長が取り消す場合もあるので正社員になりたい方は普段から真面目に働きましょう笑。



勤めてみて良かったこと

基本的に勤めてみて良かったなぁと思えることなんてなかったのですが、この会社は良いことだらけでした。

作り立てのお菓子が食べ放題

おかき、ケーキ、シュークリーム、生クリーム、饅頭・・・全て食べ放題です(廃棄品に限る)

僕は大の甘党なのでパラダイスでした。

余った生クリームはゴミ箱行きなのですが手ですくって飲みまくりました笑。

そんな僕を知って仲の良い女の子達がこれ余ったんで食べてください!!と毎日各工程から廃棄品(形が悪いというだけ)を2〜3個持ってきてくれました。

特に作り立てのシュークリーム、半熟スフレは絶品です!!これは店頭では食べることの出来ない美味しさです!!

一度社販に回ったものを買ってその日のうちに家で食べたことがあるのですが・・・作り立ての美味しさがなくなっていてショックだったのをよく覚えています。

身体を鍛えられた

意外かもしれませんが、身体をバッキバキに鍛えることが出来ます。

たまたま仕込みの工程だったということもあり重量物を一日中扱うので全身を鍛えることが出来ました。

  • 卵白15キロ
  • 卵黄10キロ
  • グラニュー糖25キロ
  • 甘味料25キロ
  • 小麦粉25キロ

・・・と1日でこれらのものを高温多湿の部屋で計量、調合、投入していたので1年半の間で6キロ痩せました。

たった6キロ?と思うかもしれませんが毎日ケーキ2〜5個、おやつに唐揚げを食べていたのでここまで痩せたのは凄いと思います。

勤めてみて嫌だと感じたこと

当たり前ですが嫌だ、辛いと感じたこともいくつかあります。

年間休日・連休が少ない

休日は月に8日だけです。

たった8日です。

しかも有給が取りにくい・・・。

今僕の勤めている会社は年間休日130日以上、有給消化率90%以上です。

昨年は一昨年の繰り越し分含め有給を30日以上使っています。

まー今の会社は異常な程休みをくれているだけなのですが、この会社は休みが少な過ぎ!!

特に連休なんてほぼ取れない!!3連休以上の休みなんて年末年始以外ほぼ取ることが出来ません。

出勤時間が朝の5時半となると夜も早く寝ないとならないので本当にプライベートな時間がありません。

クリスマスに家族と過ごせない

1番の掻き入れ時ということもありますが、24日のお昼頃まで大忙しです。

当時は結婚だったのであまり気にしていませんでしたが、子どもがいる今となっては考えられません。

残業時間が多い

60時間までの残業を6ヶ月、30時間までの時間6ヶ月とほぼみっちり残業させられます。

今は結婚して子どもがいるのでこれはかなり辛いです。(お金をもらえるという意味では助かりますが)

当時は独身だったので可愛い子と話が出来るということもあり楽しかったんですけどね・・・。

まとめると

多分ですが今まで働いた会社の中で一番楽しくやりがいを感じながら働けた会社だと思います。

ただ、休日が少なく残業が多い会社なので子どもがいる今では働きたくない会社ナンバー1です。(今の会社が休みが多い上に残業が0なので汗)

20代の体力のある時に勤めていたからということもありますが、今ではおそらく同じ仕事はできないと思います。

当時40代後半の方も準社員(後に正社員になっています)で働いていましたが僕と同じように汗だくで働いていました。

年関係無く頑張れば正社員に登用してもらえる会社なのでもし興味がある方は応募してみてはどうでしょうか?