どうも!ゆめおいパパです。
前回扁桃腺除去手術について、紹介状の取り方〜入院当日までの流れをご紹介しました。
【扁桃腺 除去手術 体験記】紹介状の作成から入院当日までの流れ
今回は手術当日から退院までをご紹介したいと思います。
何が麻酔で痛くないだ!!
何が痛み止めで痛くないだ!!
メチャメチャ痛かったぞ!!
辛かったぞ!!
これから手術を考えている方・・・覚悟して下さい・・・。
もくじ
この時まで僕は職場の先輩の余裕という言葉を信じていました。
看護師さんからリラックスしてますねぇ〜。怖くないんですか?
と言われ、全然余裕ですよと笑顔で過ごしていました・・・。
手術当日の朝、目が覚めるとほぼ同時に看護師さんが点滴用のチューブを注射しに来ました。
この時も看護師
不安じゃないですか?
なんて聞かれ、「全然余裕っす!!全身麻酔で気を失うのが楽しみで仕方ないです!!」とルンルンでした。
11時頃から点滴を始め、昼過ぎに両親が立ち合いに来てくれて手術楽しみだなぁと浮かれていました。
ちなみに扁桃腺の手術は全身麻酔をかけるため、必ず立ち合い者がいないといけません。どうしても来れない場合は必ず電話に出れる状態で待っていないといけないそうです。
手術2時間ほど前から点滴を始め、30分前に看護師さんがシャツを脱いで、トイレを済ましてくださいねと言いに来てくれます。
そして5分前にでは手術室に行きましょうと呼びにくるのでそのまま歩いて手術室に行きます。
両親も手術室まで来てくれて、じゃー行ってきまーす!!と笑顔でお別れ(この笑顔を最後に数日間僕の顔から笑顔が消えます)
手術室はテレビのドラマで見るような部屋でドキドキが止まりませんでした。(今思うと恥ずかしい)
入り口で名前、生年月日、バーコードで本人確認と術後内容を確認後手術台に横になります。手術室はいままで寝たことが無いようなふわふわでビックリしました。
麻酔科の先生と笑いながら話をして・・・。
カポッとマスクを当てられ、いつ落ちるんだ!?どんな感じなんだ!?とドキドキしながらその時を待ちます。
すると先生が「じゃー少しずつ入れてきますよ〜、はい、息吸ってー・・・」
全然来ないなーと思っていたら急に目の前の視界がグワって歪んで、寝るもんか!!って耐えようと思ったのですが、視界の歪みが凄すぎて気持ち悪くなりそうだったので慌てて目を閉じたら・・・。
気持ちよく寝ていたのにいきなり叩き起こされたかと思った瞬間喉、口の中が激痛汗。
そして目が開かないし体が動かない・・・。
オイオイ!!聞いてないよ!!何これ!?めちゃくちゃ痛いじゃん!?
そのまま気付いたら病室で先生と両親の話し声が聞こえる状態。
意識はしっかりしてるのに身体が思い通りに動かない状態で、無性に足を曲げたい衝動に駆られました。
多分麻酔が覚めて一番最初にした行動は膝を立てたことだと思います。
術後5日目に退院です。
結果で言うと痛みは引かないまま(3日目の痛みとほぼ同じ)退院します。
が、5日間色々あったので細かいことをご紹介したいと思います。
術後に一番気持ちの悪いのが出血です。
日常生活において見ない色の血と量なので吐き出すたびに気が滅入ってしまいます。
出血は次の日の昼頃まで止まりませんでした。
とは言ってもダラダラ出るのではなく、吐き出す唾に血が混ざっている程度ですのでご安心を!!
朝の時点でもだいぶ少なくはなってきましたが、お昼頃には吐き出す唾に血が混ざっていました。
とは言っても術後数日は咳き込んだりした際にうっすら赤い血が混ざることがありました。
初日の様などす黒い血が出ることはそれ以降ありませんでした。
この痛みの表現が難しいのですが、切除した傷口の痛みで言えば翌日の夜までは痛みが残ります。
2日目の朝には切除した痛みは感じなくなっていました。
ただ、これはあくまでも傷口の痛みです。
何もしなければ痛みはありませんが、唾を飲み込む、食事を飲み込むと激痛です。
この激痛は先輩が言っていた「超絶悪化した時の扁桃炎の痛み」同等の痛みでした。
とはいえ痛くてとても食事が出来る状態ではありませんでした。
おかゆなら食べられるけど・・・日に日に普通のご飯に変わっていくのですが・・・こんなん食えるか!!と毎日痛みを我慢しながら食べていました。
後にわかるのですが、木曜の昼に手術をして、土曜のお昼から普通のご飯でした。
どうやらこれはミスらしく、本来入院中は退院の日までお粥だったらしいです。
なんてこったい!!
術後酸素マスクをしたままベッドに移動してきます。
酸素マスクは翌日の朝には外してもらえます。
朝食の前に外してもらえました。
手術当日の朝に点滴用のチューブをつけ、外せるのは手術から2日後の夜でした。
丁度痛みにも慣れてきた頃に外してもらえます。
そして翌日の朝一番でシャワーを浴びました!!
このシャワーは人生で一番気持ちの良いシャワーだったと思います笑。
入院当日のお昼は味の薄い普通の定食の食事でした。
夜はまさかの牛丼!!病院食最高!!と思っていたんですが、術後の翌朝からのご飯は・・・。
粒すらないお粥・・・これってノリじゃないの?と食べるのを躊躇してしまう程の液体でした。
そしておかずが緑色の液体・・・。
海苔?の様な風味がある様な無いような・・・。
写真は緑色の液体をお粥に入れた状態です。
先ほども書きましたが本来は退院までお粥らしいのですが・・・術後2日目のお昼から粒がしっかりしたご飯でした汗。
しかもおかずが大きくて口に入れるのも大変だし、噛むのも大変でした。
朝起きたらまず検温・血圧を測ります。
これは朝と夜のみです。
術後2日はお昼にも検温しにきていたような気がします。
血圧は点滴を外したあたりから計らなくなりました。
その後朝食、診察(喉の様子を診てもらうだけ)、昼食、夕食、就寝・・・これ以外することがありません!!
看護師さんが来るのはこの検温と食事の運搬だけです。
なので、時間を潰せる物を用意しておきましょう。
では本題の術後について紹介していきたいと思います。
先ほどもご紹介した通り、全身麻酔の影響で身体が動かせないが、痛みがひどい状態です。
口の中に唾(血)がすぐ溜まるので吐き出したいのですが身体が動かせず、本当に辛かったです。
酸素マスクを外し、ティッシュを口の中に入れて掻き出そうにもティッシュが舌や口の中に張り付き上手く出せず本当に本当に辛かったです。
この寝たきりで口の中の物をティッシュで掻き出すと言う状態は術後2〜3時間は続きました。
ちなみにこの時持ってきていたティッシュは安いものでした。
父がすぐさま売店で保湿のしっとりやわからなティッシュを買ってきてくれたんですが、扁桃腺の手術の後はこれを使うことを推奨します!!全然違う!!
兎にも角にも激痛が酷く、鎮痛剤を使いましょうと言う話になりました。
しかし、首を縦か横にしか振れない状態のため(この動作も痛くて上手く出来ませんでした)上手く伝えられず、拒んでいる様に思われてしまいました。
母も「若い看護師さんだと恥ずかしいのかしら?」なんて言い出す始末です。
違うんです!!今すぐ入れて下さい!!と訴えかけるのですが、「じゃー男性の看護師を呼んできます」と言って病室から出て行ってしまいました。
数分後、男性の看護師さんが来てくれてプスっと入れてくれました。
数分で効き始めますが・・・痛いし辛いのは変わらずでした。
この時点で身体を横に向け、腕の力で上半身を起こせるようになります。
ベッドの横にゴミ箱をセットしてもらい、自力で唾を直接ゴミ箱の中に吐き出せるようになります。
ちなみに吐き捨てると言っても「ペッ!!」と捨てるのではなく、口を開けて垂れ流すような感じです。
良くわからない激痛でとても勢いよく吐き捨てれる状態では無いです。
今思うと口の中が傷だらけで、舌が腫れ上がっていたので上手く出せなかったんだと思います。
痛みで熟睡出来ず、夜中に10回程目が覚めました。
とにかく辛かったです。
看護師さんが痛み止め(カロナールの粉末)を水に溶いて持ってきてくれて、それを数分かけて飲みました。
夜中にも痛みで目が覚め悶えていると、別の看護師さんが同じ薬を持ってきてくれたのですが、その時はまさかの粉のままでした。
「どうやって飲むの?上向くと痛いし、傷口に粉が貼りつきそうなんですけど・・・」悩んだ挙句こぼしまくって飲みました。
そんなことがあったため翌日は水に溶いて貰いました。
看護師さんによって細かい気配りが違うのでここは思いっきり甘えた方がいいと思います。
この日は激痛で声を出すことが出来ませんでした。
3日目以降徐々に痛みが和らいできます。
傷口の痛みは本当に気にならなくなりました。
ただ物を飲み込むとなると話は別で全然痛みが和らぐ気がしませんでした。
これは退院するまで変わりませんでした。
とはいえ、何もしていなければ痛く無いと言うことがこんなに楽なのか!!と感動したのを良く覚えています。
朝の診察で明日退院出来ると思います、明日の朝診察をして最終判断をしましょう!と言われます。
入院から丁度1週間で退院か、え?ここ数日何も変化が無いのに退院なの?と正直不安でした。
でもただベッドで横になっているだけなので家でも同じかとも思いました。
診察後、看護師さんが退院についての説明をしに来てくれます。
この時に診察券の返却、次回経過観察として1週間後に予約を入れてありますと予約票をくれます。
この時、入院費をカードで支払う予定でしたが念のため入院費用はどのくらいになるんでしょう?と尋ねると、入院費用の概算を調べてもらいますねと事務の方に依頼をしてくれます。
数時間後に事務の方が概算をメモした用紙を届けてくれました。
朝食後に先生の診察(傷の様子を確認するだけ)を受け退院出来るか判断をしてもらいます。
出血が無ければ退院出来るようです。
ここ数日痛みに変化が無いんですか本当に退院して良いの?と内心かなり不安でした。
退院許可が出ると看護師さんが痛み止め、うがい薬を持ってきてくれます。
その後、とりあえず病室の片付けをして迎えを待ちます。
身支度が終わったら看護師さんを呼び、忘れ物がないかを確認して問題がなければそのまま退院となります。
筆者が退院した日は丁度祝日だったため、会計が閉まっていました。
病室の片付け確認の時に、「会計が閉まっているので支払いは次回の診察の時で大丈夫ですよ。今日はそのまま帰宅して下さい」と説明されていたので、妻が迎えにきてくれた車に乗りそのまま帰宅しました。
術後は想像以上の激痛に驚きました。
そして、回復する気配を感じないままの退院に驚きました。
今回は術後から退院までをご紹介しましたが、まだまだ伝えたい事がありますので後日
痛み、苦しみについて詳しく記事を書きたいと思います。
をどうしてもお伝えしたいです。
それでは今回はここまで!!